Xサーバーでワードプレスサイトから、HTMLサイトにする時の注意点

私の数少ない貴重なクライアントさんから「オシャレなサイトにリニューアルしたい」という希望があった。
私よりクラスの生徒さんたちのほうがセンスあるからねってことで、企業様にプレゼンをしてもらう。
で、某チームのHTMLサイトに決定し、Xサーバーのワードプレスサイトと入れ替えることになったんよ。
「.htaccess(どっとえいちてぃーあくせす)」を書き変えないといけなかったので、ここに内容をメモしておこうと思う。

ワードプレスサイトを、まるっとフォルダに移動

default_page.png ←もとからあったデータ。片付けても良かったけどとりあえず置いといたw
「.user.ini」は、WordPress を動かすときの細かい設定、ワードプレスをまとめたフォルダに移動しといたらよかったかなと、後で思ったけど、まぁ良いかw

.htaccess(どっとえいちてぃーあくせす)を書き変える

「.htaccess(どっとえいちてぃーあくせす)」とは
サーバーに対して「このフォルダの中は、こう動いてね」と指示を書くための設定ファイルです。
ワードプレスのサイトでは、WordPress用になっているので、新たに書き直したものを用意。
↓内容は以下の通り

SetEnvIf Request_URI ".*" Ngx_Cache_NoCacheMode=off
SetEnvIf Request_URI ".*" Ngx_Cache_AllCacheMode

ErrorDocument 404 /404.html

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On

# http を https に強制リダイレクト
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

</IfModule>

.htaccess の内容

1〜2行目:サーバーキャッシュに関するフラグ設定

SetEnvIf Request_URI ".*" Ngx_Cache_NoCacheMode=off

→ どんなURLでも、
「キャッシュを禁止しない(NoCache オフ)」という設定を付ける。


SetEnvIf Request_URI ".*" Ngx_Cache_AllCacheMode

→ どんなURLでも、
「キャッシュをすべて有効にする」という設定を付ける。

※ Xserver が使っているキャッシュシステム向けのフラグです。
 フラグ = 状態や条件を示す“しるし” プログラムが判断する材料として使うもの。

3行目:404ページの指定

ErrorDocument 404 /404.html

→ ページが見つからないとき(404エラー)は、
 /404.html を表示するようサーバーに教える

5–11行目:ここから URL の書き換え設定

<IfModule mod_rewrite.c>

→ サーバーに「mod_rewrite という機能が使えるときだけ、この中を実行してね」と伝える。


RewriteEngine On

→ URL の書き換え機能(Rewrite)をONにする。


# http を https に強制リダイレクト

→ この下に書く内容は「http→https の切り替えですよ」という説明コメント。
(動作には影響しない)


RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]

「アクセスが https じゃない場合(http の場合)」だけ、
 次のルールを実行してね
という条件。

[NC] は大文字小文字を区別しないという意味。


RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

→ 条件に当てはまったら
 同じURLを https に変えて、301リダイレクトする

  • %{HTTP_HOST} → ドメイン名
  • %{REQUEST_URI} → パス(/about.htmlなど)

[R=301] → 恒久的(永続的)リダイレクト
[L] → このルールで終わり(他のルールは見ない)


</IfModule>

→ ここで書き換えルールのブロック終了。